die einfache Fahrkarte

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連載終了記念日 
2008年02月29日(金)21:47
 連載当時は、海江田が撃たれたことや、「友達だからな」に動揺して本誌を読まないうちに終わってしまいました。終わったことを知ってからも、単行本や総集編を、どうしても確認できませんでした。
 最終話を呼んだのは、連載終了後二年ほどしてからでした。

 あれを、オープンエンドと呼べるのかどうか分かりませんが、それにしても果てしなく読者に任された終わり方だと、がっかりしたことを覚えています。
 それでまた少し、手元に全巻揃っているのに読まなくて、大学を卒業してからまた読み返し子どものころとは違う感想を持ちました。
 毎週話を追っていたころとは違い、台詞の一つ一つ、視線の動かし方までじっくりと読めば読むほど深い。もちろん、結末を知っているのと知らないのとでは感じ方が違うのは当然ですが、違う視点で違う話を読むように読める。
 ただ、冷戦なんかは、連載当時の時勢を子どもながらに体中で感じていたときと、そういう時代もあったと思いながら読むのとでは臨場感や肌で感じる温度が違いますね。それはそれで冷静に読めて面白いのですけれど。

 海江田が北極であれこれやっていたとき、私は中学生で、ネルソンとやりあっていたころは高校生でした。思春期を一緒に過ごしてきたたいへん思い入れのある作品です。別に職業に影響したとか無いですけど、でも、『沈黙の艦隊』に出会っていなかったら、自分の思考がまったく別人だったんじゃないかなと思います。

 何年経っても、新しい発見とともに楽しめる作品と出会えたことは、幸せだなあ、オタクで良かった、としみじみ感じます。


海外派兵 
2008年02月20日(水)19:54
 私は派遣ではなく派兵だと思っているそれですが、高校の同級生で防大卒陸自の友人が行くことになりました。
 いつとかどことかは聞いていません。

 本人は世界平和に貢献したいと防大へ進学した男ですから、やっと当初の目的が果たされようとするわけですけれども、送り出すほうとしてはやはり穏やかではいられないものです。
 頑張って欲しいと思うと同時に、どうか無事に帰国するようにと願わずにはいられません。


『イーグル』は今が読み時 
2008年02月16日(土)23:15
 誰がなんと言おうと、『イーグル』は今が読み時です。
 ケネス・ヤマオカが白人以外で初の大統領になるか!?という話なのですが、ライバルが現副大統領のアル・ノア氏だというのも、現大統領がクライトン氏だというのも、やりすぎだろうというくらいの設定ですが、大統領夫人のエラリー・クライトン氏が大統領になりたがっているあたりが非常に今『イーグル』を読むべきだろうと思わせます。

 最終的な大統領選挙よりも、共和党・民主党がそれぞれ候補を選ぶところが重点的に描かれていたり、白人の本音がちらりと覗いたり、広い広いアメリカの各州の違いとか、これまたやりすぎだろうというくらい典型的に描かれていたり、アメリカという国を楽しむことができます。
 ちょっとミステリっぽい要素もあって、世間が実際に大統領選で盛り上がっている今、読むと非常に興味深い作品です。

 しかし、レイチェルと鷹志の恋愛は、悪いけど実に色気が無いので緊張感がなくなってしまう。アルとケネスが睨み合っているシーンのほうが余程……と思ってしまうのは私が腐っている証拠でしょうか。
 また、沖縄で富子をナンパするケネスは初々しい若者そのものなのですが、その後墓所でアオカンなのはすごすぎる。しかも着衣は一切無しですよ。昼間に。色気無いけど。
 いやもう、見所満載です。


NAVY BLUE 本当に断念 
2008年02月13日(水)22:38
 こっそり一般参加しようかと、ぐだぐだ悩んでいたのですが本格的に無理になりました。
 まさか警察に呼ばれるとは……


 佐世保の事件をきっかけに、銃砲の取り扱いが厳しくなっております。政府も全所持者の調査を2月中に完了する(例年だと3月下旬から4月下旬)と宣言していますので当たり前ですが、私の手元にも出頭せよとのお達しが届きました。
 ここ十年、一度も無かった家庭訪問もあります。こちらで指定した日時に、銃砲の保管状況確認に来るとのことです。
 オリンピックで誰かが賞でも取れば世間は褒め称えるのに、普段は風当たりが強いことを少なからず不満に思っていましたけれども、ああいう事件が起こってしまってはやはり凶器として見るしかないのでしょう。仕方の無いことです。
 今年は自主的に所持許可を返納するひとも多いようです。

 なんというか、私もここらで、銃というものについて真面目に色々と考え直してみるべきなのかもしれないと思います。憎む気持ちには、なれないだろうけれど。


河之内の実家 
2008年02月11日(月)20:51
 勝手に農家だと思っています。
 どこかにちょろっと描写があったかもしれませんが、そこらへん全部無視で、河之内の実家は農家。そんで過疎。
 狭いコミュニティと商工業に押される生活から社会主義に目覚めていく河之内、というのはどうでしょうか。

 奥様は幼馴染みで、高校まで同級生。お互い好きなんだけど言い出せないまま卒業を迎え、河之内は東京の大学へ進学し彼女は地元の信金に就職。そのまま河之内は東京で就職するんですが、里帰りして青年団に顔を出してプチ同窓会とかやっているうちに、周囲に冷やかされて「昔好きだったんだ」とかなんとか言っている間にお互い再び意識しだして遠恋を経てゴールインしてしまう。
 奥様を連れて東京で生活を続けるも、地元が気になる奥様とそれを無視できない河之内は、地元を離れていたことをむしろ生かして地域の活性化を……とか村議に立候補して、最年少で当選して再選を果たして、それが社民党の偉いひとの目に留まって県議へ……みたいな流れで国政へ向かう河之内ってどうですか。

 河之内は経済学部だと思います。そのころはまだ政治に目覚めていないのではないかと。彼は洗練されているようで叩き上げの雰囲気も感じるので、なんたら政経塾とか真面目に通ったクチだと思われます。
 就職先は……商社とかダメですかね。もしくは先物関係とか証券関係とか金融係。それでお金と商品を転がしているだけでこんな……農村はあんなに苦労して……とか怒りを感じてしまう。
 地元では絶対、期待を一身に背負っていると思う。若くして社民党の書記長にまでなって、それでいて料亭政治には無関係の清廉派。選挙資金はそれこそ浄財で、会社員時代の私財は投げ打っているに違いありません。奥様が内職したりして生活を支えているのではないでしょうか。
 それで若手の教育というか研究会等にも熱心でリーダーシップを発揮しているわけです。

 地方を置いていく中央主導の政治は許せない!
 小さな農家の地道な努力が国を支えているんだ!
 外見からは想像も出来ない熱血漢と努力家っぷりで、理想に燃える若手議員の尊敬を集めている河之内を希望します。


 妄想しすぎでしょうか。