die einfache Fahrkarte

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やまなかクリニックその後 
2007年01月30日(火)22:35
 行きました。やまなかクリニック。


 角刈りの凛々しいのっぽさんではありませんでしたが、いわゆる中肉中背で、ブルーの華奢な眼鏡がよく似合う、優しそうなおじさんでした。声がね、低めで落ち着いていて渋かったです。
 私が、これがいいと主張したジェネリック薬品を、取り扱っていなかったのわざわざいれてくれることになったので、親切なひとだなあと思いました。顧客サービスとしては当然かもしれませんが、たまに横柄なひといるじゃないですか。

 最初ですから、といろいろ話を聞いてくださいまして、病院全体も雰囲気良かったので来月から定期的にお世話になることにしました。忙しそうでしたが、口調が穏やかでじっくり話を聞く姿勢がよかったです。
 以前の病院で一度担当医が変わっているので、正直、また変わるのかとうんざり気味でしたが、違う意見も聞けてなかなか有意義でした。

 ちなみに、建物はいかにも2×4です!って感じでした。


 実生活に萌えはあまり持ち込まない性質なのですが、診察券を見ると頬が緩みます。とても怪しげ。困ったものです。


書きたいもの覚書 
2007年01月29日(月)23:26
 閲覧者としては、CPにこだわり無しリバOK健全からおやすみまで笑いあり涙あり何でもござれの雑食かつ悪食ですが、残念ながら書けるものは限られています。沈艦では、やるせない雰囲気が漂うやや暗い感じで、カプ派にはカプにコンビ派にはコンビに見えるあたりが私の守備範囲です。


 そこらへんを踏まえて、今後書いてみたいものいろいろ覚書。「書くぞリスト」ではなく、あくまでも「書いてみたいなリスト」です。
・ベイカー、その愛の軌跡(ベネットが大統領になるまで)
・アレックスとアンドリューの青春物語(これぞアメリカ!って感じの)
・doomsdayの続き
・ピュアな若き海原パパの苦悩(出世のために汚れていくわけですよ)
・事件前の海江田と山中(遠足準備中のふたり)
・あのひとは今:ロボコフ艦長(NYに来たロシア潜がスコーピオンで無かった理由を前向きに捏造)
・「これからが大変」な日本の今後(無理して倒れる竹上総理とか)


 実際のところ、海原パパあたりはじっくりと書いて本にでもしたいですが、需要がまったくないことが容易に予想されますので、まさか本にはしません。需要がどうのって言うなら全部需要無さそうですけどね。
 でも書きたいことを書きたいように書いてこその同人ですから、挙げたうちの半分くらいは書く予感がします。とは言え、リストの中だったらこれが一番マシだというのがあったら教えていただけると優先順位が上がるんでないかと思われます。

 とかなんとか、全然違うの先に書きそうな気もします。日曜にふらりと鎌倉うろついたら海江田妄想が……


狙撃手について(2) 
2007年01月28日(日)20:28
 前回の、読み返したら銃マニアっぽくて嫌になりました。
 でもしつこく狙撃手。

 彼が本番で使用した銃は、練習で使用したものと同じ、なのですよね?きっと。でないとわざわざ銃を受け取った意味が無い。でもあの状態からあそこまで改造したんですか?銃を受け取ってから狙撃まで何日間かちょっと確認していませんが、かなり短期間だと思うのです。
 また、国連内部に手引きをしてくれたひとがいないと、さすがに潜り込めないでしょう。あの改造した銃を持って、報道陣の振りをして、たぶん身分証も用意していたはずです。狙撃手が、どういう場面で狙撃するか考えてそのために必要なものを自分で用意したのか、依頼人が用意したのか分かりませんが、とにかく周到です。
 もちろんそれまでも確実な仕事をしてきたのでしょう。そうでなければこんな大きな仕事は舞い込まないはずです。でも、私にはどうにも超一流には見えません。

 暗殺に狙撃はありがちですが、たいてい屋外です。屋内では非常に難しい。
 当たるか当たらないかという話だったら、風の影響の無い屋内のほうが圧倒的に楽です。ほんの10メートルでも、傘があおられる程度の風で弾は2センチは流れます(エアライフルの場合)。でも、警備の穴は屋外のほうが探しやすいでしょう。もちろん、屋外も警戒しているのですがやはり大変らしく、日本国内の場合、銃を所持しているひとには「要人が来日するからサミット期間中は銃を持って都内を歩かないように」という手紙が銃砲安全協会から来ます。屋内はどこから狙うか、それが大きな問題となります。
 国連の壇上は、もとから報道用にカメラで狙うための場所があるため、それがうってつけだったわけですが、そこに入り込むまでが困難です。海江田があんな無防備に国連まで来ることが分かっていたら、外で待つほうが確実だったでしょうね。
 それにしても彼、撃つときは口が開き気味です。癖なのでしょうか。あまり良い癖だとは思えませんが。それでも練習とほとんど同じ位置に命中させたのは、彼が上手いのか海江田が余計な行動(……)をとったからなのか判断に迷うところです。

 彼が、いったい誰に雇われたのか、それは明らかにされていませんが、正当な手段と手順を踏んだ政治家でも、改革を行おうとすれば暗殺されることがあるわけで、海江田のようなテロリストが撃たれるのは仕方がないことに思えます。
 既成の枠組みを変えようとすれば、反発があるのは当然で、それは変化を恐れる気持ちの現れと言えます。だから保守本流は根強い支持を受けるのです。
 海江田は軍事的手段を持って自分の好きなように世界を変えようとしていた身勝手な人物ですので、それがどんなに素晴らしい主張であっても、彼自身が評価されるのはおかしいのではないかと、不自然さを感じました。私は海江田が大好きで、彼がやっと語り始めた国連登壇以降は彼が認められて嬉しかったのですが、同時に、そんな簡単にテロリストの話に聞き入っちゃって良いのかよ、とすんなりと国連で受け入れられつつある状態に、異常な雰囲気を感じていました。

 そんなわけで、実は国連が雇った説というのが私にはしっくり来るんですがどうでしょう。国連が準備したなら、狙撃しやすい場所を確保できたことも、こっそりではなく目立つ殺し方をしたのも説明がつくと思うのです。すぐバレる方法を指示しておけば、後は警備員が何も言わなくても殺してくれるから口封じも万全です。
 アダムス事務総長も知らないところで、海江田暗殺を国連が画策していた。とんでもなく皮肉ですが、全体の流れから考えると充分ありうると思います。

 海江田が、もし自分が撃たれることが必要だと考えていたならば、それは、自分に注目が集まる現状を終わらせるためには自分が舞台を降りる必要があり、それには死ぬしかないだろうという結論に達していた場合だと思います。それで手紙を用意していたのではないかと。
 しかし、あのタイミングでの狙撃は海江田にとっても予想より少し早かったのではないでしょうか。だから、ベネットが狙われたのかと思ったり、大滝の質問に答えるつもりがあったのではないかと思います。


草加の狡さ 
2007年01月26日(金)23:44
 やっぱり草加は狡いと思います。

 彼は、本当のところを何も誰にも明かさず、全員を自分の手駒にしているように見受けられる行動が多いように感じます。
 草加は自分の目的を達成するために必要な相手には、そのときそのために必要なことだけを、そのひとに大きなメリットがあるように思わせる表現で言い含めています。それ以外は黙秘です。意味ありげに微笑んだり中途半端な言葉を残したりするだけで、決定的なことは何一つ言いません。

 この先何人が命を失っても目的のためにはそれがむしろ必要なのだという態度は、海江田と共通するものがありますが、海江田の理想は世界平和であり、草加の理想は新しい日本、と異なるものです。そして、そのどちらがよりいっそう独りよがりで自分勝手な思想かは明白です。
 もっとも、どんな目的のためでも自分の目的のために他人の命を使うことを、良いことだとは思いません。私が「戦争は良くない」と判断する理由のひとつです。

 ただ、第二次大戦中、列強の狭間で擦り切れて消えてしまいそうな日本をどうにか生きながらえさせるというのは、当時の軍人にとって最大の命題だったでしょう。ですから、草加が戦争をコントロールして自国に有利な終戦を迎えたいと考えるのは実に自然なことです。
 しかし、そのために手段を選ばないところ、一番の犠牲を他国に与えるところ、身内にも本音を見せないところなどが、彼はやりすぎだという印象を持たせます。さらに、草加は未来を知っている。これは、積み込んだマージャンと同じでまったくアンフェアなものです。
 この、知っていながらそれをやる、というのが彼をなんとも感じの悪い人物にしていると思います。


 そのあたりを、許せないのが角松で、受け止めるのが滝中佐なのではないかと。


お前の考えだって入っている! 
2007年01月23日(火)22:15
と海江田に言われたときの深町の表情が、

 「俺のせいか?俺のせいだって言うのか?この騒ぎが!俺のせいだってのか!」

 と言っているように見えて仕方ありません。
 そんな記念日です、今日。

 ふたりが二人っきりで話すシーンは、普通の友達同士としてかつてはいくらでも見られたであろう状況なのだと思いますが、追いかけて追いかけてやっと実現したように読者には見えるわけで、やっとここまできたかと感慨深く思いました。
 でも艦橋って、絶えず上空からヘリとかで見られていそうだし、撮られていそうです。思いっきりズームして何をふたりが喋っていたかワイドショーで解析されていたりしたのかもしれません。皇太子御成婚の時みたいに。

 で、口元を読む専門家が頭つき合わせて解析してみれば、「寒いねと話しかければ寒いねと答える人のいる暖かさ」(俵万智)を地で行くふたりなのだからお茶の間は微妙。
 「やまと」に深町が乗り込むときの、悪ふざけのようなじゃれあいのような海江田の嫌がらせにしか見えない行動は、深町の覚悟をはかるためにやっていたのだと思いますが、なんだか海江田が楽しそうなのが憎たらしいです。その後一緒に艦橋で喋っているのがテレビで流れても、仲が良いのか悪いのか分からん、と視聴者は困惑したのではないでしょうか。

 深町の家族は親戚一同集合してテレビに見入っていそうです。しかも、特使としてまともな(苦笑) 行動を始めるまでは、「あーもーお父さんたらなにやってるのよー!余計なことしないでよー!またわけわかんないこと叫んでるー!」とか非難されていそうです。いやもちろん心配もしているんでしょうけれど、速水の両親が「ああ健ちゃんそんな無茶して!死んじゃったらどうするの!」と涙ながらに見ていそうな気がするのに対して、深町家は「あの馬鹿!」というツッコミが多そうな気がします。
 偏見ですかこれ。


イベントとテスト 
2007年01月22日(月)21:12
 2月25日ですが、行くか行かないか迷いつつも行く方向へ気持ちが傾いておりました。神奈川からは遠いですが、じゅうぶん日帰り圏内です。
 しかし、そろそろ大学の試験日程をチェックせねば、履修届けを出すときに会社の出勤日にあたらないようにしているから問題ないはずだけど、と思いながら確認したところ、あらあらまあまあ、2月25日は2限にしっかり試験が入っているではありませんか。

 会社員として、何よりも仕事優先。仕事より優先されるのは弔事のみ。
 大学生として、仕事の次に学業優先。
 その次が家庭の行事。
 ……。

 そういうわけで、中学校以来のかいじ系イベントこっそり一般参加は諦めることになりました。
 子どものころは周囲の年齢層の高さとおっさん同士のハードな絡みに友人とふたり、うろたえて帰ってきた苦い記憶があるだけに、楽しみにしていたのですが仕方ありません。せっかくオトナになったのに。

 ちょびっとだけ、どうしても試験受けられないから代替レポートにしてくれと頼み込もうかと思いましたが、それはやっぱり大人としてマズイ。
 オタクでいる限り、また機会はあるさ。


 ……ぐすん。


狙撃手について(1) 
2007年01月21日(日)22:07
 海江田を撃ったあの狙撃手について、いろいろ思うところがあります。
 射撃用語については注釈を文末につけていますので参照ください。

 まず、彼の腕が良いのか悪いのか、よく分からない。

 どこかの倉庫みたいなところで海江田の写真に向かって3発撃った弾痕を見て、最初、この人はもしかして下手なんじゃないかと思いました。距離にして50メートルくらいでしょうか。100メートル以上なら大口径(注1)を使うでしょう。狙いやすい的ではないにしろ、弾丸3発をもう少し一箇所に集めて撃てないものなのかと。
 しかし、よく見たらサイト(注2)を覗くのもちゃんと両目開けたままですし、膝射(注3)の姿勢も教科書どおりです。装備も無く、スリング(注4)とニーリングロール(注4)も使わずにあの精度ならシティハンターもビックリの腕前にも思えます。
 ただ、あれ喋りながら撃っていますよね?そんなことしていたら銃口は揺れまくり、まともに撃てないはずです。それにあの人、受け取った銃の調整もそこそこに撃っているように見えます。受け取ってそのままの銃を使っている可能性があります。サイトもバランサーもグリップも頬あての高さも引き金の重さも遊び (注5)も。

 彼の癖や好みを熟知した売人が揃えてくれた銃なのかもしれませんが、それでもサイトや引き金の重さなどはどうしても調整が必要になります。特にサイトは、誰かがきちんと合わせていたとしても、その人とまったく同じ覗き方をしていない限り個人によって多少差が出るものです。また、気温によって引き金の感触は変わります(注6)。
 引き金くらい調整したいと思うんですけど。正確に狙った場所を撃つには、余計なところに余計な力が入るのを避ける必要があります。射撃では自分の意思で動かすのは利き手の人差し指の第一関節をほんの数ミリだけで、他は微動だにしないようにしなければなりません。息は止められますが心臓は止められないので、その拍動さえも銃口の揺れにつながり、またそれを計算に入れて撃つタイミングをはかるものです。
 それなのにそういう調整をまったくしていないのですよ、彼。

 あの銃、相当良い銃なのでしょうか。道具の良し悪しはかなり影響するとはいえ少々性能が劣っても慣れた自分の銃が一番使いやすく精度も出ると思うのですが、腕のいい人は慣れていなくても良い銃だったらその方が扱いやすいのでしょうか。
 それと、細かい話ですが食べてすぐ射撃は辛いです。


 思ったより長くなってしまったので、続きます。


 (注1)大口径:口径10.5mm以下の銃です。撃つと打ち上げ花火を間近で味わうほどの音がしますので、狙撃には向かないと思います。
 (注2)サイト:照準器のことです。狙ったところにちゃんと当たるよう、照準を調整することを「サイトを合わせる」といいます。実際目を近づけるサイトがリヤサイト、銃口の真上にあるのがフロントサイトです。
 (注3)膝射:「しっしゃ」と読みます。あの狙撃手がやっていた、片膝立てて構える姿勢です。ちなみに伏射・膝射・立射を合わせて3姿勢と呼びます。
 (注4)スリングとニーリングロール:膝射では支持のために道具の使用が許可されており、それらの個別の名称です。近代射撃には欠かせません。
 (注5)遊び:引き金は少し指をかけてもすぐには発射されないよう、少々ゆとりがあります。その余裕をどのくらいとるかは完全に好みの問題です。
 (注6)気温によって……:金属製のばねを用いて調整しているので、寒ければ硬いし暑ければ柔らかくなります。気温は引き金の重さ自体にも影響します。


速水の視線 
2007年01月20日(土)00:56
 ギャアギャアわめく速水も好きですが、だだ黙って深町を見る速水も好きです。
 睨むわけでもなく、静かに、真摯に、探るように、見守るように、無表情で、口元は引き結んで、まっすぐな視線は鋭く。

 そんなシーンがあったかどうか、覚えていないので完全妄想かもしれないですけど。

 深町と速水は適度な距離感があるように思います。すっごく顔近づけて喋りますけど、でもお互いにお互いの全身がちゃんと目に入るだけの距離を取っている、近すぎない感じがあります。手を伸ばせば届く、でも伸ばさなければ届かない、そういう距離。
 コミックス一巻の、にこやかに談笑するふたりは落ち着いていて楽しそうに視線を合わせていて、あれはあれで理想的な雰囲気ですけれど、深町の背中をじっと見ている速水の視線がやたらと好きです。
 嫌そうな顔していたり。呆れた顔していたり。それでも速水は深町についていく。
 何も見逃さない、何かあれば即反応するために深町から目を離さない、という視線を深町の背後から常に感じます。

 山中が何の迷いも無く海江田に追従しているように見えるのとは違い、ああもう畜生!という声が聞こえてきそうな速水の従い方は、部下としてはどうかと思いますが、だからこそ逆に速水の覚悟が見える気がします。


やまなかクリニック 
2007年01月14日(日)23:57
 どうでもいい話ですが、私が通っている循環器の総合病院で、脳神経系の常勤医師の確保が難しくなってきたとのことで、いわゆるかかりつけ医への紹介をしていただきました。

 それがやまなかクリニック。

 どうでもいいことです。
 本当にどうでもいい。ものすごく些細。というか全然関係ない。

 でもなんか萌える。
 脳神経外科の山中医師。
 
 どうしよう。
 まだ一度も行っていないのですが、今から通院が楽しみで仕方ありません。
 馬鹿です。

 ……もっと近所にもう一箇所脳神経の医院があったのに、駅から近いほうが通いやすいなんて、どうせ土曜にしか行かないのだからチャリで行くに決まっているのにそんなことを言って、主治医から「じゃあやまなかさんを紹介しますね」って言葉を聞いたときは無意味にガッツポーズでした。心の中で。
 馬鹿です。
 ごめんなさい主治医。お世話になりまくっておいて、最後の最後で一番いい仕事してくれた!なんて方向違いの感謝の気持ちを持ってしまって。